十数年前、私はあるマガジンの広告の車の写真に一瞬にして目を奪われた。そのLow & Wideなフォルムはシボレーでもキャディラックでもなかった。
真紅なボディに身を包んだ1966年式のビュイック・ワイルドキャットだった。
それから数年後、72年リビエラ、65年ワイルドキャット、64年ワイルドキャットと乗り継ぎ、丁度その頃世間はインターネットが一般家庭にも広まりつつある時代だった。そこで情報を得ようにも日本語で書かれているビュイックのウェブペイジは皆無だった。では自分で作ってみたらどうか?という事でG4 CubeにホームページProというソフトをインストールし、このWILDCAT TOWNが始まった。
2000年の10月16日の事だった。